農協事件のまとめ
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グリーン長野農協職員、5000万円不正送金 8月9日(日)
ttp://www.shinmai.co.jp/news/20090809/KT090808FTI090011000022.htm
グリーン長野農協(長野市)は8日、本所金融部の管理職員による5千万円の不正送金がJA全国監査機構(東京)の監査で発覚した、と明らかにした。職員は、同農協と土地取引をした会社が担保として振り出した約束手形を無断で別の会社へ譲渡。これを隠すため、手形が決済されて振出元の会社が被った損失を穴埋めしたとみられるという。同農協は懲戒処分を検討中で、業務上横領容疑を視野に刑事告訴の手続きも進めている。
同農協によると、職員は50代男性で、金融部に10年余在籍。主に債権回収を担当し、手形を管理する立場だった。
同農協は2003年、A社に土地を売却。A社は代金を分割払いする担保として額面5千万円の約束手形を振り出した。職員は04年8月ごろ、仕事を通じて親しくなったB社の男性社長から追加融資を頼まれ、この約束手形をB社に譲渡。B社はこの手形を金融業とみられる個人に渡し、現金を受け取った。
手形はさらに、この個人から金融機関などに渡り、最終的に手形期日のことし3月31日、A社が金融機関の取り立てを受けた。A社は同農協へ連絡。職員は、本所の管理資金5千万円をA社に為替で送金したという。農協は「今後の調査に支障が出かねない」などとして、A社、B社の所在地や業種を伏せている。
同農協はこれまで、今回の約束手形を含め、保有する一部の手形の額面を帳簿に記載しておらず、「基本的な資産管理ができていなかった」と認めている。
職員は先月18日から自宅待機中。弁済の意思を示しているというが、同農協は全額返済は難しいとみている。記者会見した馬場将(すすむ)組合長は「当農協の組合員や利用者の信頼を裏切る結果となり、深くおわび申し上げる」と陳謝した。